ゴールデンレトリバー

愛犬に高等テクニック覚えさせようとした後悔

投稿日:

 

ペットサロンを経営していた時のことです。

看板犬として、飼っていたゴールデンレトリーバーを店に連れて行くことにしました。

基本的なしつけは終わっており、無駄吠えや噛み癖もありません。

愛想もよく、人も犬も好きなので人気者になれると思ったのですが、何か一つでも話題になるようなワザを仕込みたいと考えていました。

そんな時、私を追いかけてバックヤードに入ってきた犬が、バックヤードに続くウエスタンドア(昔の西部劇に出てくる酒場の扉のやつです)を前足でひっかけて開けたのを目撃しました。

これはいけるかもしれないと思いつき、そのワザを磨こうと一生懸命、教えました。

柱と柱の間の真ん中あたりに備え付けたドアです。1枚の扉の重さもあり、開け閉めの時にスピードがつくこともあります。

初めの頃は、体で押したり、頭や鼻で押したりでうまくいきません。

下側に隙間があるので、そこをくぐらせるこど考えましたが、体が大きく頭がつっかえてしまい、結局、その扉が開いてしまいます。

何度もチャレンジをし、おやつやおもちゃで誘ったりしながら毎日悪戦苦闘。

私がわざと上側を抑え、頭や鼻先で押した時は開けないようにして、前足でカリカリと引っ掻いた時に、私が手を離し、扉を開けて、とにかく褒める。

それを繰り返し、ようやく、「名前を呼ぶと前足でひっかけて扉を開けて、こちらへ来る」というワザを覚えたと思った頃でした。

なぜか突然、やらなくなってしまったのです。名前を呼んでも、褒めても、おやつもおもちゃも効果なし。

こちらには来るのですが、頭や鼻先で開けてばかりで前足を出そうとしません。

せっかく成功していたワザだったのに、本人が飽きてしまったのか、気まぐれにやってみただけだったのか、仕方ないかと私もあきらまました。

その後、お店が忙しくなり、なかなか新しいワザを覚えさせるほど、愛犬と向き合う時間も持たなかったのですが、狂犬病の注射で動物病院を訪れた際に併せて定期検診をしてもらいました。

その時に、獣医さんから衝撃の一言が。

「前足、どうかした?軽い骨折の跡があるみたいだけど。何かに挟んだりした?」

そうなんです。

あの時、急に前足で扉を開けてくれなくなったのは、飽きたのではなく、痛かったからなのです。

ウンともスンとも言わず、歩くときも普通にしていたので、全く気付いてやることができませんでした。

愛犬には必死で謝り、美味しいおやつをたくさんあげました。あんなことをさせてしまった自分を責めました。

あの時は本当にごめんね。

(ゴールデンレトリーバー 8歳 メス)

-ゴールデンレトリバー

Copyright© 犬のしつけ方の失敗談・大百科 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.